Orianthiのギタープレイ

 6歳のときにアコースティックギターから始めて、11歳のときにサンタナに触発されてエレキギターに持ち替えたということですが、その間の5年間、しっかりアコースティックで基礎を固めているあたりは非常にプラスになっているのだと思います。今回の新作アルバムでも指弾きが結構あったようですが、アコースティックを弾いているときの彼女の実力、これは本当に凄い、相当なものだと私は思っています。

 もちろん、そのままエレキに持ち替えても凄いわけですが、例えば、速弾きの速度だけなら彼女を凌ぐような人もたくさんいるでしょうし、ライトハンドなどの超絶技巧にしても同様でしょう。単にギターテクニック云々という話ではなくて(それでも、私からすれば遥か雲の上のレベルで「凄い」としか言いようないんですが)、要は、楽曲の中で彼女のギターがどう歌うかというところがポイントになるのだと思います。
 その点では、アコースティックで弾き語りもできる彼女は、やはり基本的なスタンスがしっかりしていると思います。それをベースに、今は凄くいい感じで楽曲にギターが絡んでいます。ポップな曲ではソロが目立ち過ぎぬ程度にあちこちで効果的に絡んでいますし、ハードなナンバーでは「ここぞ!」という感じで鋭い音を聴かせます。また、ややけだるい感じのブルースでは、何とも言えぬ気持ちよさでゆったりしたフレーズを紡いでいきます。最新作ではヘッドフォンで聴くと何本ものギターが鳴って1つの作品をつくり上げているのがよくわかりますが、いざとなれば生ギター1本でも勝負できる、そんな芯のしっかりしたところがあります。

 お気に入りのギターは、御存じPRS社のものですね。これは、最初に衝撃を受けたサンタナが愛用していたことも影響しているのだと思います。それに、何といっても、お洒落で綺麗で質のいいギターメーカーですからね。私の大好きなT-SQUAREの安藤さんが「初めて通販でギターを買った。不安も少しあったけど、PRSのものは大丈夫だと思って」とおっしゃっていましたが、そんな感じなんでしょう。私は残念ながらそんな高級なギターは持っていませんが、見ているだけでも癒されるギターたちです。

 PRSギターの中でも、オリアンティはCUSTOM22とCUSTOM24の2種を主に使用しています。もちろん、最近はSEシリーズに「オリアンティモデル」も出ていますのでそれも使っていますが……。プロモーションビデオなどでは Hollowbody のも使っていたりしますが、やはりメインはこの2本でしょう。色はシチュエーションに合わせて結構頻繁に変えているようです。それぞれのギターには愛称もつけているあたり、女の子という感じもしますね。

 CUSTOM22とCUSTOM24は、どちらも持っていませんのでよくわかりませんが、単にフレット数が違う(つまりテンションが違う)ということだけではなく、搭載されているピックアップの違いなどもあって、それぞれ出てくる音が異なるのだと思います。私はSEオリアンティモデルをいつかは入手できればいいなと思っているような経済状況なので、この辺の話題になるとちょっと厳しいんですが……。
 また、サンタナに「原音を大事にしろ」的なことを教えられたということで、今でもエフェクターの類は少なめのようです。よくあるスイッチやペダルだらけの「エフェクターボード」的なものはライブの映像では見られません。スタックアンプで切り換えたりしていることもあるのでしょうが、それでも本人も「エフェクターは少なめ」と言っているように、時には床にはワウペダルだけというような場面も見かけます。
 いろいろ書き出すと切りがないのですが、とにかく、出てくる音はみんな好きです。変につくり過ぎた音は出てこないし。それでいて、凄くいい音が鳴っているのも、動画を見るだけでもわかります。生で聴いたら鳥肌ものでしょう。

 さらに、弾いている姿がいい。美人というのももちろんプラスポイントですが、あの腰の少し下で構える、あれがいいんですよね。ジミー・ペイジほど下にいくと「しんどい感」が強くなるし、田端義夫さんほど上に構えるとロックではちょっと合わないし。マイケルとの絡みで弾いているシーンなんて、最高にカッコいいです。私の中ではベストポジションで弾いてくれています。
 ということで、音も見た目も文句なし。

Orianthi の魅力


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